第2回 レース委員長杯
フェローズがNewセイルと来たらここはやはり受けて立たなくてはいけないでしょー。なので、うちとしては、Newジブシート で対抗することにする。(ダサい) 朝からしっかりとした南風。時々南南西のパフ。右振れ傾向で、振れ戻しは190度くらい。トランジット116度。戻した時だとシモ有利。また右振れ入ってくるとイーブン。そんな感じ? みんな早めに並んでシモ寄りスタートかなーと思ったけど、思ったより寄り付きが遅い。チビ船はシモスタートはおいしくないので、遅めにラインに入る。フリーの場所を見つけてうまく加速できたけど、真中〜シモがふくらんでゼネリコ。うちも突き上げられて出てたかも。仕切りなおしのスタートはI旗が揚がりラウンド・アン・エンド。今度も同じような場所でスタート。X旗があがり、インディビデュアル・リコール。ちこっと心配だけど、さらに5艇はうちより高い位置にいたので、大丈夫だよ、ということで(ホントか?)上り始める。 ばらけたところで早目にタックし、右海面へ。全体に満遍なくフルハイクの風。時々強いパフ。1カミはスタボーでアプローチ。風は少しずつ西に振れてきていたのでいい感じ。今のところチョットいい景色。でもフェローズはシモからいいスタートをしたようで既に前。Newセイルがキラキラしてるので遠くからでもよくわかる。羨まスィー。 ちょっと手数が少なかったけど、カミマーク回航はゆうさんがピットに入ってくれて、何とか普通にスピンアップ。プレッシャーありありなのでガンガンおとす。ノージャイブでいけそう。アーリーポートでジャイブしながら回航。これはドタバタだったけど、何とかスピンを引きずり下ろしラウンディング。ふー。 フェローズとはスタート時のチョットの差がそのまま続き、ちっとも縮まらない。だんだん風があがってきて、タックのあと最後のカリカリは、踏ん張った足が水に漬かるようになってきた。滑ったりコケたりとドタバタ度も更にアップ。一般的にはヨットは優雅なイメージらしいけど、どこがぁ?って感じ。 ふたたび上マークへスタボーでアプローチ。高さも十分なので、そろそろポールをセットしようかという頃、大きめの波を越えた後ビール先生が叫ぶ。 「うぉースピン流れたぞー!」 ぎくっ。 スピン地引網→ビリビリの悪夢が頭をよぎる。 ヨシオがシモへすっ飛んで行き、水につかったスピンバックを抱きかかえる。で、キョトンとして 「つーか、スピン入ってないんですけどぉぉぉおお???」 後ろを指差す。後ろだサトー!!。白いものがゆらゆら流れている。シェー。以下省略。 ゆうさんとヨシオが地引網漁に勤しんでいる時、アタシはあるものを見て全身の毛穴が開く。す、スピンハリがゆっくりとジャマーを抜けてマストステップのシーブも抜けてマストのEXITに今まさに入り込もうとしている。キャー。 慌ててすっ飛んでいき、ジャンプして端をつかむ。あぶない〜、あと15センチでマストに入っちゃうところだったー。 というわけで、派手に流した割には、なぜかあんまり順位をおとすことなく回収。でもフェローズにはちと離されたなー。しばらくヨシオがスピンを抱きかかえて耐え、スピンホイスト。その後、流し込みフィニッシュ。いい所走っていたのに最後にやらかしてしまうお決まりパターン。 フェロちゃんには負けたけど、でも全体の中ではそこそこいいんじゃないかな。 但し、文字じゃなければ。風が強くてプーが聞こえなかったので、カナリ不安。 2レース目、またまたゼネリコの後、I旗ルールでスタート。30秒前くらいで一度ポツンと丸見え状態になり焦っておとす。出てなきゃいいんだけど。あぜあせ。シモにカイジン、カミにO&Sというサンドイッチ状態でスタート。風が汚いのでタックしたいぃぃい。 ふとカイジンを見ると、ペラが藻に服してる。茶色くてモジャモジャのやつが後ろの方までビロローンと伸びている。ニヤッ。人の不幸は蜜の味。でもKさんの心が乱れてしまうのでそっとしておこう。 フェローズが一番左から、うちがその手前で返して上マークへアプローチし、フェローズがインでラップしたまま殆ど並んでベアダウン。うーん、痺れるデットヒート。(本人達だけだけど…) ビッチョビチョのスピンをホイストしたあとは、バイザリーでおとし合戦となる。殆ど意地の張り合い?それでもって今度は殆ど同時にジャイブ。風がブリブリ吹いてきたのでNo.3にチェンジかとも思ったけど、結局次の上りもジェノアで行く事に。 スピンダウンは、んもー、さらにヒッチャカメッチャカになる。ヨシオは 回転しながら身体じゅうにスピンを巻きつけて引きずり降ろすという新手法 を編み出し、スピン人間となり転がってくるし、ゆうさんはゆさんで前へ後ろへ大忙しに飛び回り、 ほとんど千手観音状態。 ただし、見た目は観音様というよりえびす様。 そんなわけでフネの上は底抜け脱線ゲーム状態だったけど、 (古っ!歳がばれるぅぅぅうぅ。サンダー杉山バンザイ) 表向きだけはちゃんとジブを引き込んでマークを回航。 クローズでは、スタボーはフェローズの方がいい走り。ポートはうちの方がHigher/Faster。波の向きが違うから、走らせ方や逃がし方のくせで違いがでるのかな。やはりNewセイルにはNewシートで対抗したからか。(なわけない) 2回目の下りに入る前、ビール先生が何度も何度もしつこく 「スピン流すなよ〜」 と念を押す。 ハァ?何言っちゃってんのー? ン? ギャー! スピン流れてるじゃーん! ポートでディップして後ろを通った海援隊に危うくスピンが引っかかりそうになる。ズンドコズンドコ引っ張ったけど回航するときにスピンがチコっとマークに触ってしまった。誰も見ていなかったかもしれないけど、ヨットは紳士のスポーツであるからして、ここできちんと1回転しペナルティー解消。むぅー。 気を取り直してギアを整理してみたら、スタボー側のシートが抜けてしまっていたので、スピンアップは断念。観音開きで行く事にする。落ち着いてから周りを見てみると、フェロちゃんにも海援隊にもまだそんなに離されていなかった。ホッ。 最後ののぼりではもうフェローズしか見てなかったけど、結局届かず、フェローズの18秒後に海援隊、そのまた8秒後にホビーホークというシビれる展開でフィニッシュ。最後のタックで松木総長が果敢にもガンネルスライディングし負傷。うーん、なんとも熱いレースでした。 成績は、1レース目3位、2レース目8位、総合第4位!とまずます。やっぱ、ヒョロヒョロ風とは大違い。 レースリザルトはこちら 本日のメンバー: 5人 ヘルム: ビール先生
2005年!チビッコ対決(葉山ポイント8.0未満)
★ チビ船ぶららららいとんから貴重な1勝をゲーット!ダブルハンドも負けないゾ。
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