第9回 ピザーラカップ
本当なら前日に下架して、朝6時スタートの大三角レース(葉山→平塚→南西ブイ→葉山)のはずだったけれど、この日沖縄に上陸した台風6号の影響で、土曜日はうねりがひどく、係留はムリ!ということになり、急遽コースを縮めて9時スタートの32マイルのレースに。お隣のあぶずりは朝から赤旗、葉山マリーナも出港停止らしいけど、何とかセーリングクルーザーだけはOKしてもらい、レースを強行する模様。 いつもだったら人だけは多いホビーホークなのに、こんな日に限って5人。軽く考えていたけれど、もっと本気で人集めしておけばよかったーっ!後悔。後悔。後悔。どこのチームもバッチリメンバーを揃えてきてる。ヒー、ハルク級の体重が欲しい〜。 出る時は南の風20ノットほど。風はまだ、「でんじゃらす」という程ではないけれど、うねりは結構来ていてチビフネは、んもー木の葉のフネ・・・。本日は同型艇フェローズと29ftのTAKも出るのでホッ。 スピン揚げる時は電話ちょうだいね〜!! 最初に向かう平塚波浪観測塔は285度。ポートの横ッ走り。強風で波も悪いので、みんなかなり控えめなスタート。シンデレラがシモ前でジャストスタート、続いてホビーホーク、ウィンドフェアリーもシビレるスタート!け、景色いい〜!みんな後ろじゃー!!ま抜かれるのは時間の問題なんだけど・・・。 大型艇にじわりじわりとラップされ、七里の沖くらいまで来ると、もうすっかり順当に。ガクっ。でも、とにかく離されずにしぶとく付いて行くしかない。横ッ走りなので、行けるところまでは、と最初はジェノアで頑張る。豪快に頭から波をかぶりまくり、うーんとってもタラソテラピーな感じ。 最初の障害物、江ノ島の網の岸エンド発見。結構沖側を走っていたホビーホークはちょっと落とさないとかわせない。あーもったいない。江ノ島を過ぎたあたりで平塚ブイ288度、烏帽子の大網の沖エンド285度。このままじゃぶち当たるからと少し沖にアローワンスをとって走る。 カミ突破していくカイジンに乗っている吉川御大から視線を感じる。セールをじーーーーーーっと見てるみたい。汗、汗、汗・・・。でもすぐにピンと来た。ヘッドセールのひどいサギングの事だ絶対に。確かにひどい。パフを受けて加速するときはいいんだけど、艇速が増して風が更に前に回った時、ラフがグシャっとなって失速。この繰り返し。走りに伸びがなーい?!とりあえずバックステーをカツカツに入れてごまかすけれど、あまり効果ナシ。ホビーホークのチューニングは結構マストをおっ立てているので、強風のリーチングになるといつもこう。強風のディスタンスレースの時は毎回フォアを詰めなければダメってこと??? 烏帽子はまるで 津軽海峡冬景色状態。 この頃には大型艇との差がだんだん広がってきた。チビッコ3艇とぷ〜太。がんばんべー。 平塚波浪観測塔ってくらいだから?波とうねりがだんだん強烈になってくる。風もだんだんあがってくる。ブイを回ってからはスタボーロングの上り。セールチェンジしないと、このままじゃいけそうにない。段取りを確認しているうちに、風がもうちょびっとあがってきた。うーん、厳しい。ブイを回ったらすぐに網があるし、のぼりになる前にチェンジすることに。波間に隠れるへさきへと蝶泳ぎして進み、華麗なセールチェンジを決める。ウッソー。最近ダブルハリが使えない事情があるからして、降ろし&あげ。 平塚ブイが見えてきた。おぉー、新艇サクラ(速ぇー!)、右舷お子様と続く。みんな網の岸寄りで即タック。ホビーホークも続く。大波・強風の中、結構ギリギリをかわすので結構コアイ。後ろのフェローズが網に気づいていない様子。ギャー、コワイー、ひっかかるー!とハラハラしながらみていると、急激におとして何とかかわした様子。ふー、よかった。このコンディションで網になんてひっかかっちゃったら、保安庁のお世話になりそう・・・。 しばらくすると、ナント!TAKに追いつかれる。セールはNo.2なのに、ちっちゃいフネに
オジサンたち7人ズラーっとレールに並び、バッチリ起こしてシビレル走り。ついにカミ突破を許す。 次は小網代の赤白ブイへ130度。さすがに上りになると波が酷くて、時折ドッパーンとドラム缶一杯分くらいのカタマリをかぶる。でも寒くないってスバラシイ。太陽はギラギラで青い空にちぎれ雲、豪快な強風セーリング。 ねぇここってワイハ〜?!≧▽≦ (阿呆) 長い長い片のぼりレグを終え、小網代ブイが見えてきた。次は追っ手になるから、ジャイブしてポートでスピンアップ。まだまだそんなに離されてない。スピンでついて行くぞー!おーっ!やっとこさ見慣れた景色となり、豪快なスピンランで一路葉山へ。名島をかわすので少しカミを狙う。結構タイトリーチの時もあったので、調子に乗ってパンピングするとコケてまうのでほどほどにしながらしばし波乗りホビーと化す。スピントラブルのTAKをようやく捕らえる。 名島の手前でフィニッシュマーク発見。三つ岩をかわしたら少し落としになるので、ここで 度胸一発ジャイブ〜!ぎゃわーん!決めなくちゃー! と張り切りつつもビビリながら(笑)へさきでタコ踊りをしていると、スピンがヒラヒラ落ちてきた。 ガ ー ン ! ス ピ ン ハ リ と ん だ ー。 フィニッシュ間近というところでどうしていつもこうなんだろう〜。 幸いきれいに回収できたので、すぐにジブアップし、観音開きでフィニッシュ。当然、上に残してきてしまったスピンハリは回収しなければならず、マストトップは誰でもない、へさき労働者の持ち場であるからして、マリーナに着いたらとっととボースンチェアに足を突っ込んでさっさと回収。コースタルレースなのにスピンハリにビニテを怠ったのは自分の責任です、シュン。 大型艇をどれだけ食えるかのレース。真のぼりもなく、鈍足艇・小型艇のサービスデーみたいなレースだったけれど、ホビーホークは 第4位。スタートがよかったし、前半かろうじて付いて行けたからまずまず。 と、日記には書いておこう。(ココは森本レオの声でお願いします) 本日のメンバー:5人 レースリザルトはこちら。
2004年!新・対戦成績
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