第40回 葉山町長杯
Date: Apr, 4(Sun), 2004 
上下 2レース
Race1スタート 10:30
Race2スタート 11:40
参加艇数: 16艇(うち外来艇1) 本部艇: オンディーヌ

 本日は、雨。 とても寒くて風もビュービュー吹いてます。 こんな天気、しかも2週連続のレースとあって、集まりが悪いか?と思ったけど、なんとか16艇が集まった。 昨日の落水事故のこともあり、予報でも今後風が更に吹き上がる予報なので、出港時から全員ライジャケ着用令。

 重〜い北風の中、追手でレース海面に向かう。ジェノアは厳しいか?どうかな?などと話しながら (うちのフネ、No.2なんて持ってないもんで・・・アウアウ) カミに立ててみると、あら、まあ、ジェノアなんてとーんでもない! ということで、とっととNo.3をセット。本日はびしょ濡れセーリングになりそう・・・。

 スタートエリアでは風軸30度くらい、左にブローライン。岸に行くにつれ右振れ傾向のような気もするけど、逗子湾から吹いてくるいつもの北東風よりもちょっと北寄りだし、、ラインは10度以上シモ有利だし、ということで、下スタートで左海面というプランをとりあえずイメージする。

 スタートは何故かシモが空いていて、うちと 【変人?怪人?カイジン】 がきれいに流してシモからスタート!ジャスト過ぎてちびっとリコールが心配だったけど、そのまま飛び出して左海面へ。(レース後に本部艇要員から、カイジンとホビーホークがまさにジャスト、もうちょっとでアウトだったと聞いてホッ)

 右舷お子様が一番左の強いブローラインに乗って一本でポートアプローチしちゃいそうな勢い。ホビーホーク的にはコースエンドは危険がイッパイなので一度タックを入れてもいいと思ったけど、真中に生簀を引っ張る漁船がウロウロしていたので、生簀の先まで行ってタック。けっこう右突っ込みの艇が多かったようだけど、左も悪くない。

 振れはあるものの、それほど振れまくりという感じでもなく、あまり深く考えずに振れタックをしながら左〜真中海面を使い1カミにポートでアプローチ。1艇だけベアしてよけたけれど、それほどロスな回航。意外にも、カミマーク付近は風弱め。これまでの所、ミスもなくまずまず。ダウンウィンドレグの真中くらいまで行くとまた風が上がってきて、強弱も激しくなってくる。ローリングも激しく、真ランでビビらずにどこまで落とせるかが腕の見せ所。 宿敵海援隊がやや前!

 2カミレグも1カミとほとんど同じコースで真中〜右海面を使う。殆どダンゴ状態なので、速いのか遅いのかよくわからないけど、大きい船になんとかついて行き、最後のダウンレグへ。海援隊が真横に並ぶ。 エッチ色スピンはやっぱり素晴らしく、 スピードもグー。ガストでじわりじわり落として何とか追い抜いたか・・・?海援隊の方が先にジャイブしそう。そうなったらポートスタボーになっちゃう〜。

 じわじわと追いつかれオーバーラップされてしまったので、先にジャイブすることに。精神的に未熟なホビーホークはこういう時決まってスピンつぶしちゃったりするんだけど、例によってやっぱりジャイブにもたついて、 ぎゃー、フォアステイに絡まる〜! と思ったけど、一歩手前で持ちこたえて無事ジャイブ。ヒー。海援隊もジャイブしたけど、ギリギリ前へ出て先にフィニッシュ!ヒー。ハラハラドキドキ。

 着順では後ろの方だけど、大きい船に離されずにフィニッシュしたので、そこそこえんでないの?この時は知る由もナシ。

 2レース目。ガスティーになってきたけど、基本的にはまだ風強め。風向はほぼ安定していて先ほどとあまり変わらず、ラインも同じくシモ有利。今度は 【飯沢艇長の自称レディーすー with HOODの戸谷さん】 ともに、また何故かガラガラだったシモから飛び出す。あとでGPSを見てもラインはシモ有利だったようだけどなんでだろう、右振れ傾向があったからやっぱり右も良かったのかな。

 レディーすーと一緒に左海面へ。30ftの相手だけど、スピードは辛うじて互角。前の3人は もうオケツ4つに割れんばかりに 気合の鬼ハイクアウト。痛い〜!けどガンバンベー!なぜかとてもハイで全員気合い入りまくり。こんな雨の日に まったくもっておかしな大人たち です。

 海援隊、レディーすーとずっとパラレルで走り、壮絶なバトル。1カミ手前で風が少し弱まり、生簀漁船をかわすタックでちょっと(だいぶ)ロスしてしまい、やや遅れをとる。で、カミマークもギリギリのドキドキでなんとか上りきり、無理矢理回航。ホッとして脱力。むむぅー。風がへろってしまうとここで脱落してしまうので、1シモレグの間に思い切ってジェノアにチェンジする。スピンランでほんの少し差を縮めて2カミレグへ。エッチスピンマジックか!?

 っと思ったら、なんてことでしょう〜、ジェノアにチェンジしたというのに、風がヘロったのは一瞬だけで、またブリブリと吹き上がりさっきより強いような気が・・・。どうみてもオーバーパワー。メインをばたつかせオケツを割りながら苦しい苦しい2カミレグ。キ、キビシ〜!やっぱりまたNo.3にチェンジする?と一瞬思ったけど、もう思い切って最後ののぼりはジェノアにかけることにする。レディーすー、海援隊ともに前に行かれてしまったけど・・・。

 最後ののぼり、ヘッダを受けたので返し、一本長めに右に突っ込んだあと、フィニッシュラインへ向けてタック。最初はアウターにも届かないと思ったけど、その後ようやくジェノアでジャストの風になって、フルハイクでバッチリ起こし、安定した気持ちの良いスタボーロング。どういうわけか、この1本の走りで一気に挽回し、ずっと競ってきた海援隊とドンピシャのミートとなる。スタボーをかけて蹴散らしたけど、殆ど同時にフィニッシュラインになだれ込む。でも海援隊の鼻が出ていたかな〜と思ったんだけど、結果は 1秒差!で抑えていた模様〜。おぉー。

 成績はまずまずだとは思っていたけれど、
ギャーッ! 1レース目第1位、 ギャーッ! 2レース目も第1位!
ギャギャギャギャーーッ、 完全優勝してまいました〜!!
んもー、気絶寸前。
 
ちっこいフネは横っ走りの行って来いレースなどでは運良く勝てることがたま〜にあるけど、強風のカミシモで、まさかピン・ピンとは、夢にも思いませんでした〜。あー、本人たちが一番ビックリ。
で・・・・勝因と言われても、こ、困ってしまいます。特になーんにもしてないので。

雨なのにヨットに乗りにやってきた
アホアホ7人衆 でばっちり起こして走れたことと、下りレグでは気合いと度胸でマークに向けてガンガン落として走れたことくらいでしょうかーっ?

 余裕がなかったので、コースは振れタックを普通にしただけで、あまり深くは考えなかったしー。こんなので優勝してごめんなさいです。

 


 今までは大型快速艇には絶対敵わないと諦めていたカミシモ。チビッコブネでもこんな事もあるんですねぇ・・・。チビッコブネの皆さん、共にケツを4つに割りながら(しつこい?)これからも強く生きましょう〜。

 あとは世の平和のために、勝因は変なおじさん→のヘルムの腕、かもしれないかもしれない・・・ ・・・ ということにしておきますです。
あまりのウェザーのきつさに腕が10センチ伸びたらしいビール先生に座布団10枚、じゃなくてビール10杯〜?

本日のメンバー:7人
ヘルム=ビール先生  メイントリマー=中村
ヘッドセール=川村、井川  ピット=わたし  
マスト=わぎー バウ=サトぴょん

 

レースリザルトはこちら



2004年!新・対戦成績
対 海援隊 4勝2敗  対 フェローズ 3勝2敗  対 世捨人 1勝0敗
最近海援隊から視線を感じます。
レース中いつもこっち見てるような気がするんです。
でも、どうしていつもこっち見てるってわかるのかって?
それは、こっちもずーーーーっと見張ってるからです。(爆)

Mail