第1回 京急カップ
Date: April 20(Sun), 2003 
上下ソーセージ×2レース
コース: 小網代ブイ回航  距離: 14.2NM
参加艇数: 35艇(うち外来艇13艇) 本部艇: メスティーサ

 得意の?行って来いレース!!しかも賞金総額50万円!優勝は20万円の旅行券!京浜急行が葉山マリーナの親会社になってから色々スゴイんです〜。トイレは全てリフォームされてピッカピカだし、30tクレーンももうすぐ完成。(なんだかちょっとモノモノしいけど) その前からも、広くて新しいポンツーンができたり、バーベキューコーナーができたり、キャプテンズルームが広くなったりと、最近どこもかしこもきれいになって、結構ウレシイ。

 それは、いいとして、でも・・・・今日は、雨・・・。嗚呼せっかく春が来たというのに、寒い雨です。前日から風予報も二転三転したけど、結局前日の強い南風とは一転して北寄りのそこそこの風。参加艇は京急油壷マリーナや遠くはコーチヤからも外来艇が来てくれて朝からじゃーじゃー雨が降っているというのに35艇の大盛況。

 菜島沖の女子インカレレース海面を避けるために迂回マークを回っても、小網代まではポートのスピンスタートの角度。ラインは長〜〜〜〜〜〜〜く、シモ(この場合は本部艇寄り)からポートで流し、真ん中くらいからジャストでスタート。今回もスタートは決まりました〜。

 迂回マークは210度とのことなので一応予定通りスピンアップ。ん?なんかスピンの具合が悪い。よく見るとスピンバックを付けるラインにスピンバックのベルクロとガイがこんがらがっていた。 なのに 「ガイ早く引いてぇ〜」 などと 偉っそうに ほざいてしまった。ああハズカシ。

 頑なに 「210度」 に向けていたんだけど、結局思っていたより随分カミにマークらしきものを発見。大型艇がすでにアプローチしている。ヒー、ここからじゃ、のぼり一杯のタイトなスピン。ブローチングってほどじゃないけど、カミでちょいコケを連発しながら蛇行してる艇にすっかり翻弄される。下にももう一艇いる。真ん中に挟まれてどうしようもないのでスピンを潰してカミに出る。ふー。そうこうしているうちに、一緒にスタートした艇に少し離されてしまった。マークまでは何とかスピンで辿り付く。その後亀城までのベアリングはほんの少しカミ。横からきつめのパフが入るようになってきて、スピンダウン。その前にちょいコケを2回。(笑)

 いつもより、ずいぶん沖からのアプローチ。2月のレースで網の位置は頭ん中にくっきりインプットされた(はず)なので、プロパーで行く。このあたりで再度スピンアップ。スピンバッグをセットし始めたら、もうダニエルがハリヤードについてスタンバイしてる。ワンコに命令するみたいに 「Wait!」 と言ってもニッコニッコうれしそうな顔をしながら合図を待ち構えている。ポールをセットしGoサインを出しホイスト。・・・・んっ!?今度はスピンシートがなにやら具合が悪い、むにゃむにゃむにゃ・・・(以下省略、ワハハ)で、やっとクリア!、と思いきや、ダニちょわ〜ん!スピンハリあと2メートルは残ってるよおぉぉぉぉおお!そりゃないよ、セニョール!(自分の事は棚に上げてセニョールよばわりするな〜byダニ)

 ぜぃ、ぜぃ、とにもかくにも、1つ目の網通過。同型艇のエルフィンがすぐ前にいるけれど、なかなか追いつけない。風がだんだん弱〜くなってきて、後ろの艇団がやや遅れはじめる。岸寄の方が風がよく見えるけど、2つ目の網がもうすぐ見えてくるはずなのでこれ以上はのぼせない。

 随分前からくっきり見えていた亀城礁をかわし小網代に向ける。オンディーヌ、エローズとブランケ攻撃しあいながら一緒になって帆走る。風も振れまわっていてガイやメインも合わせるのに忙しい。いいパフに乗ってエローズが真後ろまで追いついてきた。皆歯見せてる!向こうは4人。この風じゃうちの8人は重すぎかっ?!

 ジェノアを揚げて、スピンダウン。アンクロックで小網代ブイを回航。これまでのところ、後ろ1/4(定位置)って感じ。クローズまではいかないけれど、殆ど上りいっぱいに近い角度で菜島沖のマークを目指す。なぜか、エルフィンがタック!!!スタート時より随分風が弱いから、たぶんセールチェンジだろう。
 
 でも実はこの後風が上がってきた。それとも元々吹いていたエリアに差し掛かったのか?いや、やっぱり往路よりは明らかに吹いている感じ。やっぱ8人乗っててよかった〜。周りは結構メインをばたつかせて走っているけれど、ホビーホークはバッチリ起こせるので、メインもきちんと絞れる。今日は北風だから殆ど波がないけれど、前日の南からのうねりが少しだけ残っているので、クローズに近いのに時折波に乗ってプレーニングするようなハッとする感覚。速い船ってこんな感じなのかな。ぐんぐんぐんぐん前の艇団に追いつく。

 GPSの航跡を見るとマークはもう少しシモのようなので少しおとす。暫くすると、先頭の集団が相次いでおとすので、マーク位置にあたりをつける。(後ろを走るフネの特権!)ディンギ―のレース海面ともろにラップしていて、え?ホントにあれなの?という位置にオレンジブイ。GPSを見てもそうだし、みんなもそれを回って(かわして)いるようだから、絶対絶対そうなんだけど、ギリギリに接近するまで信じられなかった。

 エルフィンをついに並ぶ!あとは、目を凝らしてフィニッシュラインを探す。見つけた!!風が振れるエリアなので、エンドまで行かずに一度返しておこうということになり、タック。エルフィンとフェースをわける。右海面でいいパフを拾い再びタック。いつジブ裏から出てきたエルフィンに前を切られるかと、ヒヤヒヤするけど、何とか前に出たみたい。次の一発はリーバウタック!相手を押えるダイジなタック! 「決めようね〜、タックー!」 の声で返す。がーっ、いつもはすばらしいテーリングを見せる佐藤クンがすっころがって足が二本とも天に向いている!危ない〜落ちる〜!と思ったけど何とか持ちこたえる。嗚呼、なんでみんなこんなに芸達者なんだろう・・・。 そして、こんな時に限ってキンクまでしてしまい大いに焦るけど、相手を後方に確認する。ふーっ、やった〜!

 フィニッシュライン直前でヘッダが入って一瞬ヒヤリとしたけれど、最後はこっちがスタボーになり何とか先にフィニッシュする。おぉぉぉぉお〜、ずうっとトランサムを見ながら走っていた相手を最後のタックで抜くなんて結構感慨深い・・・。トップともそれほど離されず、大型艇はけっこう食えたはず。

 成績は 35艇中5位! 京急百貨店3万円の商品券をゲーット!

 今日はナポちゃんもすごく速かった。そして優勝して20万円の旅行券を獲得したのは新コモドアのコウさん率いるレディーフー。戸谷軍団が乗り込んで流石の走り。2位は修正で1秒差という僅差で怪人。じゃなくてカイジン。こちらも西村カズさんが乗っていた。そんなメンツを考えると、今回は 「痩せ馬、最後までガンバル」 の巻!

 レース後のクラブハウスはコウさんの奢り!!で大勢の人が集まり、この上ない盛り上がり。レディフーの皆さん、初優勝おめでとございます〜!!

【本日のメンバー】
ヘルム: ビール先生 
メイントリマ: 中村さん
ヘッドセールトリマ:慎太郎  
ミドル: むんむん、きいち、佐藤クン 
マスト&バウ: ダニエル、アタシ

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